現代はスマートフォンで何でもできるからこそ、人間の不完全なものが求められている。中村さんは、それを強欲で、貪欲なことだという。ベトナムには見たことのないフルーツがいっぱいある。それを家族や友達に食べさせてみたいと思うことも欲望の一つ(エクス・アドメディアさんはベトナムにも事業展開をしている)。
業界として持続可能な取り組みがまだまだ進んでいないと感じている根幹にあるのは、できることがオープンになっていても、やりたいことがオープンになっていないことがあるという。
これまでずっと貪欲であり続けたと自身を振り返る中村さんは声高らかに、「便利になっているからこそ、世の中が変わっていくためには欲深くて良い、俺の時代が来たと思っています!」と笑顔。
また、室井さんは、北戸田のオフィスを大きく、そして現在使用する材料の基本は木なので、そこから発展させるべくプラスチックにも取り組みたいと考えている。
オランダで盛んな熱圧縮や熱成形を事務所でできるようにすることで、まずは北戸田オフィスが入居するビル内の美容室や塾、カフェといった身近なところから還元していけるようにする。それは、作り方さえ提供すればそこにいる人たちでできるような、ものづくりのハードルを下げ、専門家に頼まずとも簡単にできるもの。
今後、中村さんは様々な界隈から興味のある人を集め、そこからスペシャリストを生み出していくことということに関心が高い。何かをしようと思ったときに繋がることができるように。
具体的な人物像として、中村さんからは「海外志向な人」、室井さんからは「機械系エンジニア」が挙げられた。
中村さん、室井さんそれぞれの視点で想い描かれていることがどこかで繋がっていくとき、未来のエクス・アドメディアさんが展開するサービスはどのようになっていくのだろうか。
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