アップサイクル・マガジンロゴ

ジェネルプロスペクツが未来の建築業界で実現したいこと

フィーチャーゲストのご紹介

株式会社ジェネルプロスペクツ
代表取締役社長

髙橋浩様

2017年の創業から今年で7年目。売り上げも立ってきている今、髙橋さんは社内構築への関心が高い。

例えば以前にこんなことがあった。Aさんが、クライアントと電話した後、Bさんに紙で情報共有し、口頭でメールの送付を依頼。メモを受け取ったBさんはそちらに意識が強く向いてしまい、メールを送っていなかった。

髙橋さんは、Aさん、Bさんの行動の改善ではなく、問題の簡略化を追求する。この場合、依頼後に双方で一度認識の確認をするということでメールの送付漏れを防げると考え、「認識の確認をする」ということを業務フローの中でルール化していく。

今の社員数だからこそしっかりと土台を固めておく。そんなスキーム作りは難しくもあり、学んで構築した通りに人は変わっていけるので面白い。「建築業界にイノベーションを起こす」という理念と共に、若手の新しい発想、中間層の想い、大先輩の古き良き考えを混ぜ合わせながら仕組みづくりに力を入れている。

これから先、髙橋さんがやりたいことは建築専門学校を設立し、校長先生になること。髙橋さんは家庭の環境で、中学生の頃から母親と妹を養っていた。同世代や社会に対する葛藤、一度は社会との繋がりを絶ったこともある。

そんな時に髙橋さんへ手紙を贈った家族、建築の道を紹介してくれた友人、会社の立ち上げを勧めてくれた元請けの方、そして同志であるジェネルプロスペクツさんのスタッフや全国の仲間。苦しいことも厳しいことも沢山あったが、幼少期や建築の世界での経験を通じて、何より人との繋がりを大切にしている髙橋さん。

ありきたりなことではなく、挨拶や気遣いを学び、人間性も磨かれるように。衣食住の「住」に関わる建築において、物づくりをするということは国づくりをするということ。そこに携わっていることに、職人さんが誇りを持って輝けるように。そんな教育の場ができた時には、建築業界にまた新たな革命が起きるはず。

UPCYCLE MAGAZINE

アップサイクル・マガジンロゴ

ワクワクする循環社会を実現するインタビューマガジン

新着記事

お問い合わせ

© 2024 UPCYCLE MAGAZINE