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InsideMe株式会社 宮沢上総様 | 新しくは作らず、あるものを新しい形にする

フィーチャーゲストのご紹介

InsideMe株式会社
代表取締役社長

宮沢上総様

InsideMe株式会社代表の宮沢さんがアップサイクルで実践していることは、「洋服のリメイク」。

もともと宮沢さんは、既製服やハイブランドの良いデザインを極めていきたかった。しかし、年に2回開催される展示会「FaW」で出会った、洋服の買取販売をする株式会社OLD FLIPさんに共鳴しリメイク事業をスタート。

OLD FLIPさんは、個人だけでなく企業からも古着や不動在庫の買取を行い、仕分けは手作業。その上で使えないものはリメイクに回している。また、古着が輸出される時によくあるのは、中身を問わずキロ単位、トン単位で送られること。しかし、OLD  FLIPさんは、その土地の気候や環境によって結果的に破棄されてしまうということがないように、輸出先の地域に合わせて何を送るのが適切なのかをしっかりと精査している。

アパレルにおける環境問題や労働問題が多く取り上げられっている中「沢山作る必要があるのか?」と思い始めていた宮沢さんは、新しく見せることができれば総量は変わらないが、そこをいろいろなデザインで埋めていけるという考えにシフトした。

リメイクした服は、マルイや木更津のアウトレット、ポップアップショップを通じて販売。洋服タグ作りや価格設定まで学生インターンが担う。既存ブランド内での販売になるため、誰が作ったのかがわかるように表記をしたり、QRコードを付けたりという工夫もする。

学生が制作から販売までを一貫して担うのは、リメイクにかかる時間や手をかけた部分にしっかりと価値を付けていく意味もある。宮沢さんは学生と1対1でコミュニケーションをとりながら、高い価格設定で売れなかった場合の施策や、価値を高めるために何をするかを試行錯誤し、古着を新しい姿に生まれ変わらせている。

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