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スポーツ選手が夢を追い続けられる制度作り

フィーチャーゲストのご紹介

株式会社ファストコムホールディングス
代表取締役社長

小林栄治様

自身を形成したスポーツだったので、社会人になってからも「この素晴らしいスポーツをみんなに知ってもらいたい、そこで頑張る選手たちの力になっていきたい」という想いがあった。

しかし、日本におけるBMXレース市場は大きくなく、社会に応援体制がないことが課題だと感じたという。こういった競技において、まずは認知がないとファンやスポンサーがつかない。仮に選手がプロになっても、それだけでは食べていくことが難しい。

このままでは競技自体が広がっていけないと考え、自身の経済力がついたタイミングで、若手のライダー達と沢山のパフォーマンスイベントに出るなどの認知活動に奮闘した。活動は3年ほど続いたが、ある時選手に「僕たちはレースがしたいので資金が欲しい」と言われた時には、どうしたらいいか分からなくなってしまったという。

そんな中、5年前の、ファストコムホールディングス(当時:ファストコム)さんのサービスの展開に伴って、日本全国に事業所ができた。各所で現地の人材が必要になるタイミングで、BMXレースを通じた小林さんの経験や想い、課題に対して取り組んでいることに感銘を受けた人材業界の方のアドバイスを受けてたどり着いたのが『デュアルキャリア』という考え方だった。採用活動の中でスポーツ選手を起用したり、夢・目標を持った人が諦めず活動を継続できるようにするパートナーシップ制度だ。

大好きな競技をしている時は収入がないため金銭的に辛い。そんな状況を回避できるようにする仕組みが必要と考え、デュアルキャリア形成雇用制度を作り上げた。

現在、ファストコムホールディングスさんで勤務する90名近くの正社員のうち、約1割がデュアルキャリア形成雇用制度を活用したメンバーとして所属している。小林さんはこの制度を通じて、選手がしっかりと競技や夢に向けた活動を続けられる環境を提供していければと考えており、この制度を雇用のスタンダードとして広めていくことを目指している。

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